トリートメントには、洗い流すトリートメント・洗い流さないトリートメントの2種類がありますが、どちらのトリートメントを使っていますか?洗い流さないトリートメントを使っている方は、正しいつけ方ができていますか?
せっかくトリートメントを付けるなら、効果を最大限に引き出したいですよね。今回は、洗い流さないトリートメントを使う場面と効果を引き出すつけ方を紹介します。洗い流さないトリートメントを使っている方は、答え合わせをしながら確認してみてくださいね。
洗い流さないトリートメントを使う場面
現在洗い流さないトリートメントを使用している方は、どんな理由でトリートメントを選びましたか?洗い流さないトリートメントはどのような場面で力を発揮してくれるのでしょうか。
ここでは、洗い流さないトリートメントを使う最適のタイミングを紹介します。
髪の広がりやパサつきを抑えたいとき
髪が広がったりパサついたりしてしまうのは、髪がダメージを受けているからです。くせ毛の方もカラーやパーマなどの髪が傷む施術をしていなくても、髪がダメージを受けている状態と同じなのでパサつきや広がりが気になりがち。
ダメージを受けている髪は、しっかりと保湿をしてあげることが大切です。洗い流さないトリートメントは洗髪後に丸一日つけたままなので、時間をかけてゆっくりと髪の内部に浸透していきます。よって、髪の広がりやパサつきが気になる方には、洗い流さないトリートメントがおすすめです。
洗い流さないトリートメントの選び方については、こちらの記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.hair-beldad.jp/curlyhair-treatment-method/”]
寝ぐせを直したいときや予防したいとき
寝ぐせを直したいときには、
- 髪全体を濡らす
- 寝ぐせ直しのスプレーを使う
という方が多いと思いますが、上記の2方法よりも洗い流さないトリートメントを使うほうがおすすめです。洗い流さないトリートメントがおすすめの理由は、寝ぐせがついてしまう理由にあります。
寝ぐせがついてしまう理由には、髪の毛の水分量が関係しています。髪の毛が半乾きのまま寝てしまったら寝ぐせがつくと思われがちですが、実は髪の毛が乾燥しすぎていても、パサつきや広がりによって寝ぐせはつきやすくなってしまうのです。
そこで、使いたいのが洗い流さないトリートメント。洗い流さないトリートメントをつけて寝ると、髪の毛は乾いている状態で必要な潤いのみをキープしてくれるので、寝ぐせがつきにくくなります。
ですが、洗い流さないトリートメンをつけていても、寝相によって寝ぐせがついてしまうこともあるはず。そんなときも、髪を少し濡らして洗い流さないトリートメントをつけて髪を乾かすと、簡単に寝ぐせが直りますよ!
スタイリング剤でダメージケアしたいとき
スタイリング剤といえば、ワックスやムースなどの髪の形をキープするものを思い浮かべますが、洗い流さないトリートメントもおすすめです。
洗い流さないトリートメントには保湿効果もありますが、コーティング効果といって髪の毛の表面を1本1本コーティングして、乾燥や紫外線から髪の毛を守ってくれる効果も期待できます。
他にもスタイリング剤として洗い流さないトリートメントを使うと、以下のようなメリットありますよ!
- ダメージケアをしてくれる
- スタイリングを維持しやすくなる
- 髪の見た目に潤いが生まれる
「トリートメントにスタイリングを維持する力があるの?」と不思議に思うかもしれませんが、ヘアスタイルが崩れてしまうのは乾燥が原因です。先ほど説明したように、洗い流さないトリートメントにはコーティング効果があり、髪をコーティングして乾燥から守ってくれます。
よって、洗い流さないトリートメントをつけておくと、スタイリングも維持しやすくなるのです。
ダメージヘアが気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
[clink url=”https://www.hair-beldad.jp/wash-my-painful-hair/”]
洗い流さないトリートメントの効果を引き出す付け方
ここまでは、洗い流さないトリートメントを使う場面を紹介しました。では、トリートメントはどのようにつけると効果を引き出せるのでしょうか。ここでは、ドライヤー前に洗い流さないトリートメントを使うときのつけ方を確認していきましょう。
塗れた髪をタオルドライする
まずは、濡れた髪を優しくタオルドライします。ここでよくやってしまうのが、髪をゴシゴシと勢いよく拭いて水分を飛ばす方法です。ゴシゴシと髪を拭いてしまうと、髪のキューティクルが痛んでダメージを受けてしまいます。
ゴシゴシとしたい気持ちを我慢して、タオルに水分を吸い込ませるイメージで髪を挟み、優しい力加減でタオルドライをしてください。
髪の長さに合わせたトリートメントを出す
次は、髪の長さや量に合わせたトリートメントを出しましょう。標準的な適正量は以下の通りですが、トリートメントのパッケージに記載されている使用量も確認してみてくださいね。
- ショート:1~2プッシュ
- ボブ:2~2.5プッシュ
- ミディアム:2.5~3プッシュ
- ロング:3~4プッシュ
つける量が多すぎると髪がべたついてしまい、少なすぎると効果が発揮できないので、つけながら量を調整してみてください。
毛先から根元に向けて揉みこんでいく
トリートメントの適正量を出したら、まずは毛先からつけていきます。毛先は髪の毛の中で一番ダメージを受けている部分なので、優しくつけてあげましょう。
毛先に付け終わったら、中間部分から根元に向けてなじませるようにトリートメントを揉み込んでください。髪の表面がつけ終わったら、内側にもつけていきましょう。内側にもトリートメンを染み込ませると、髪のベタつきを防止して柔らかい仕上がりになります。
ここで気をつけておきたいのが、根元部分につけるときです。根元までしっかりとつけておきたいですが、頭皮にトリートメントがついてしまうと、毛穴づまりや頭皮が荒れてしまうことも。
根元と頭皮のキワ部分にトリートメントをつけるときには、コーミングでとかしながらつけてあげましょう。
コーミングをして髪全体になじませてドライヤーをかける
髪全体にトリートメントを揉み込んだら、コーミングしてトリートメントを均一に広げていきます。パーマをかけていてクシを通しにくい方は、手グシでもOKです。
トリートメントがなじんだら、髪を乾かしましょう。水分が残っていると寝ぐせの原因になってしまうので、半乾きにならないように、しっかりと乾かしてください。
夏場に髪を自然乾燥で乾かす方が多くみられますが、これはNG行動です。髪が濡れているときには、キューティクルも開いた状態なのでそこから水分が抜け落ちてしまいます。また、濡れたまま放置された頭皮には雑菌が繁殖し、「匂い・白髪・抜け毛」の原因にも繋がるので要注意。
髪が乾いたら、仕上げにごく少量のトリートメントを髪全体につけて完成です!
洗い流さないトリートメントは有能!正しいつけ方で効果を引き出しましょう
ダメージケア・スタイリング面において、洗い流さないトリートメントが有能なことがわかりました。お風呂後には、ついつい髪の毛を濡れたまま放置しがちですが、髪の毛のためにも洗髪後はすぐにトリートメントをつけて髪の毛を乾かしてくださいね。
洗い流さないトリートメントの正しいつけ方をマスターして、美髪を目指しましょう!