「自分のくせを活かすにはどうしたらいいか」「縮毛矯正はもうかけたくない」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
くせを活かす為にはまずは自分のくせのタイプを知り、くせ毛におすすめの髪型をしてみてはいかがでしょうか。
くせ毛に合ったカットをすることで毎日のスタイリングがとても楽しくなってくるでしょう!
- 自分のくせのタイプを知ることができる
- カットがくせを活かすのにとても大事な理由
- くせ毛を活かすおすすめの髪型
- くせ毛を活かすスタイリング方法
- くせ毛を活かしたヘアアレンジ
くせ毛を活かすために、まずは自分のタイプを知ろう
くせ毛を活かすためにはまず自分のくせのタイプを知りましょう!
くせのタイプには以下のタイプがあります。
- 波状毛(はじょうもう)
- 捻転毛(ねんてんもう)
- 連珠毛(れんじゅもう)
- 縮毛(しゅくもう)
波状毛(はじょうもう)
波状網とは、名前の通り髪が波打つような形状をもつ髪質のことです。
髪が自然にカールやウェーブがかかっている状態ですので、くせを活かしやすい髪質です。
日本人に比較的多い髪質で、波状毛の原因は主に遺伝によるものです。
また、ホルモンバランスの変化や加齢によって、ストレートだった髪が波状毛に変化することもあります。
波状毛は乾燥しやすく、湿気に敏感なため、保湿が非常に重要です!乾燥すると髪が広がりやすくなるため、髪の水分をしっかり保ちましょう!
捻転毛(ねんてんもう)
捻転毛は、髪の毛がねじれた状態になっているくせ毛の一種です。
髪の1本1本がランダムにねじれているため、表面がごわつきやすくて扱いが難しいのが特徴で、日本人にはあまり見られないタイプだと言われています。
捻髪がねじれているため、髪の内部の水分が均等に行き渡りにくく、乾燥しやすい傾向があるので。乾燥すると髪がパサつき、広がりやすくなるため、適切な保湿ケアが重要です。
髪が重いと広がりやすくなるので、レイヤーカットを入れることで、ねじれた髪が軽くなり、自然なボリュームがだしやすくなりますよ!
連珠毛(れんじゅもう)
連珠網は、髪の毛が数珠のように節状になっている非常に珍しい髪質のことを言います。
髪が均一に細くなるのではなく、太い部分と細い部分が交互に現れ、その形状が連なった数珠のように見えるため「連珠毛」と呼ばれているのです。
この髪質は遺伝的な要因が強く、日本人にはほとんどいません。
髪の細い部分は非常に弱くて切れ毛や枝毛ができやすいのでダメージのかかる施術は控えた方がいいでしょう。
縮毛(しゅくもう)
縮毛は髪の毛が強く縮れている状態を指し、髪が細かいカールやウェーブを持つことが特徴です。
強いくせ毛の一種であり、日本人には比較的少なく、アフリカ系の人々に多く見られます。
髪が強く縮れているため、直毛や波状毛に比べて硬く強い弾力があり、触った時の感触は、柔らかいというよりも、しっかりとした硬さやゴワゴワ感を感じることが多いです。
無理にストレートにしなくても、自然なカールやウェーブを活かした無造作なスタイルもおすすめです!
くせ毛を活かすにはカットが重要な理由
くせ毛を活かすためにカットがとても大事な理由は、髪の「くせ」の特性を考慮して、髪の動きやボリュームをコントロールする必要があるからです。
くせや毛流れに合わせ、重さのバランスを整えるカットをする事で扱いやすくなります。
以下で詳しく解説していきますね。
くせ毛に合わせたカットをすることで扱いやすくなる
くせ毛はカールやウェーブが場所によって異なるため、均一にカットすると髪が不自然に広がったり、まとまりが悪くなったりしてしまいます。
くせに合わせたカットをすることで、自然な動きやウェーブを活かしつつ、髪全体をバランスよく整え自然な仕上がりにすることができるのです。
くせ毛はまとまりにくい場合がありますが、カットで毛流れを整えることで、自然に収まりやすくなりますよ。
特に、長さやレイヤーのバランスが良いと、手入れが少なくても、自然なスタイルが決まりやすくなるのです。
重さのバランスを整える事も大事
髪の量が多すぎると広がりやすくなりますが、カットでボリュームを調えることで、広がりを抑えることができます。
レイヤーを入れたり、髪の重さを調整したりすることで、髪全体のバランスを取り、まとまりやすくします。
くせ毛の特性で部分的に髪が重くなったり、軽くなったりすることがありますが、このような場合、重すぎる部分は髪がだれたり、軽すぎる部分はボリュームが出すぎたりするため、適切なカットが必要です。
くせ毛のカットを扱いやすくするには、高度な技術が必要ですので、くせに慣れた美容師にカットしてもらうことが大事になります。
くせ毛を活かすおすすめの髪型3選
くせを活かすおすすめの髪型を以下の順にしていきます。
- ショートボブ
- ミディアムレイヤー
- ウルフカット
ショートボブ
ショートボブは、自然な動きのくせやボリュームを活かしやすく、手入がしやすく扱いやすくなるので人気があります。
髪の広がりを抑えつつ簡単にスタイリングができるのがとても魅力です。
襟足のすっきりした印象とトップはくせによる動きが出るので、くせ毛を活かすヘアスタイルの中でも特にメリハリが出ますよ。
ショートボブは顔周りにレイヤーをいれることもでき、くせの動き活かし髪を流すことによって、顔周りをすっきり見せる効果もあります。
レイヤーをいれすぎると、広がりすぎたりボリュームがですぎたりするので注意が必要です。
ミディアムレイヤー
ミディアムレイヤーは、くせ毛特有の自動きやボリュームを活かしながら、全体的に軽やかにバランスよく見せることができます。
レイヤーのバランスを調整しやすいので、くせをより扱いやすくできるのもおすすめポイントです。
レイヤーを入れる事で、広がりを抑えつつ、自然なカールやウェーブを引き立てることができるので、さらにスタイリングが簡単になりますよ。
くせ毛のゆるやかなウェーブや自然なカールを活かして、柔らかく女性らしいスタイルが作れます。
髪が肩に当たって跳ねやすい場合は、少し長めに残すか、毛先を内側にカールして整えると、まとまりやすくなりますよ。
ウルフカット
ウルフカットはトップを短くしてボリュームを出し、襟足やサイドを軽くするスタイルです。
くせ毛との相性がとてもよく、自然な動きやボリュームを活かして、無造作なスタイルになります。
レイヤーを入れる事で軽さを出し、広がりをコントロールできるので、くせ毛の特徴を最大限に活かすことができるのです。
また、顔まわりのデザインで小顔効果を狙えるなど、くせ毛とウルフカットは非常に相性の良いスタイルになりますね。
ウルフカットは、近年トレンドとしても人気が高く、おしゃれで個性的な印象を与えます。
ウルフカットは伸びてくると、形が崩れやすいので、定期的なメンテナンスが必要になってきます。
くせ毛を活かすためのスタイリング方法
くせ毛を活かすためのスタイリング方法を3つ解説していきます。
- カールアイロンを使う方法
- ストレートアイロンを使う方法
- 濡れた状態でスタイリングをする
- 自分のくせに合った適切なスタイリング剤を選ぶ
カールアイロンを使う方法
カールアイロンとストレートアイロンを使ってくせを活かす方法を解説していきます。
カールアイロンを使う場合には、細目ですとカールが強くなってしまうので32㎜以上のものを使うことをおすすめします。
無理にひっぱると変にぺたんとなってしまうのでふんわり巻くようにしましょうね。
髪を束に分け、根元から毛先に向かってアイロンを使いましょう。
カールを巻きすぎず、ゆるく巻くことで、くせ毛の独特な動きと調和したナチュラルな仕上がりになりますよ。
仕上げは軽くカールをほぐし、髪全体にクリームやオイルを使って、ツヤを出しつつスタイルをキープしていきましょう。
ストレートアイロンを使う方法
ストレートアイロンを使うときは、完全に真っ直ぐにするのではなく、毛先を内巻きや外ハネにすることで、くせ毛の柔らかい質感を活かした自然な動きが演出できますよ。
アイロンの温度は160度くらいに設定するのがいいでしょう。
髪の中間部分はアイロンを通して、くせ毛が持つボリューム感をあえて残すことで、ナチュラルな仕上がりになるのでおすすめです。
濡れた状態でスタイリングをする
濡れた髪は柔軟で、自然なカールやウェーブをそのまま保つために、乾いた状態でスタイリングするよりもくせがキープされやすいです。
濡れている時は、くせ毛が最も素直にまとまる状態なので、くせを自然に強調しながら形を整えることができるのです。
ムースやジェルなどをつけてスタイリングすると、くせを活かしパーマ風に仕上げることができますよ。
水分が多すぎると、スタイリング剤が髪にうまく馴染まないため、タオルドライの時は、髪を強くこすらず、軽く押さえるように水分を取り、髪が滴らない程度の湿った状態にしましょう。
自分のくせに合った適切なスタイリング剤を選ぶ
くせ毛は特に乾燥しやすく、広がりやすい特徴があるため、スタイリング剤には保湿力やコントロール力があるものを選ぶといいでしょう。
保湿効果の高いスタイリング剤を選ぶことで、髪の水分を保ち、くせ毛の広がりやパサつきを抑えつつ、自然なカールやウェーブを引き出すことができますよ。
しっとりとした仕上がりにしたい場合は、オイルやクリームを、ふんわり感を出したい場合には軽めのワックスやムースがおすすめです。
このように自分の好みの仕上がりによってスタイリング剤を選ぶといいですよ。下記の記事も参考にしてくださいね。
ヘアオイルのメリットとくせ毛におすすめヘアオイル3選くせ毛を活かしたヘアアレンジをしよう
くせ毛ならではのボリューム感や動きを活かすことで、自然でおしゃれなスタイルが作れますよ。
くせ毛を無理に抑えるのではなく、自然な質感を取り入れたアレンジがポイントになります。以下にくせ毛にぴったりのヘアアレンジ方法をまとめてみました。
- ラフなお団子
- ルーズなポニーテール
- ハーフアップ
ラフなお団子
くせ毛の柔らかいカールやウェーブを活かしたラフなお団子はトレンド感があるアレンジですね。
髪の自然な動きが、無造作ながらおしゃれ度をアップしてくれます。やり方はとても簡単ですよ。
- 髪を軽くねじって低めの位置にゴムで結びます
- 結んだ部分をさらに軽くねじりお団子を作ります(あえてきっちりはまとめないで崩した状態で仕上げるのがコツ)
- 髪を引っ張りルーズ感を出します
- 顔周りの髪も少し引き出しゆるい感じをだします
崩しすぎるとやぼったい感じになってしまうので、鏡を見ながら少しずつゆるい感じを出していきましょう。
ルーズなポニーテール
くせ毛のボリュームやウェーブを活かしたルーズなポニーテールは、簡単でありながら洗練された印象を与えますよ。
- 髪全体にクリームやオイルをつけて髪をしっとりさせます
- 髪を手ぐしでざっくりまとめて、耳の高さくらいのところでしばります
- 仕上げに、前髪や顔周りの髪を引き出し、ナチュラルな仕上がりにします
あえて完璧に整えず、ゆるさを残すのがポイント!くせ毛の自然なボリュームが、ポニーテールに立体感を与えてシンプルなのにオシャレな印象になりますよ。
ハーフアップ
ハーフアップは、くせ毛のボリュームを活かしながら、髪をすっきりまとめられるスタイルです。
顔周りの髪が動きを作り、かわいらしくも柔らかな印象を与えますよ。
- 髪全体にクリームやオイルをつけて髪をしっとりさせます
- 耳から↑の髪をざっくりと分け、上の部分を軽くまとめます
- ゴムで結んだ後に、結び目の周りの髪を少しずつ引き出し立体感を出します
- 前髪と顔周りの髪もゆるく下ろします
手ぐしでざっくりまとめることでゆるいナチュラルな感じが出せますよ。
まとめ
くせ毛を活かす事ができるとスタイリングがとても楽しくなりますよ。
自分のくせのタイプを理解して、活かせる髪型を探しましょう!
そして、くせに合わせたカットをしてくれる美容師さんに出会える事を願っています。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。