「縮毛矯正をかけると髪の毛に艶が出るって本当?」「縮毛矯正をかけて髪の毛に艶が出たけど、しばらくしたらパサパサになってしまった…」このように疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
縮毛矯正をかけるとクセのある髪の毛が真っ直ぐになり、艶もでてきます。
しかし、お手入れしなければ艶感を長持ちさせることが難しいです。
そこで今回は、縮毛矯正をかけた後の艶を長持ちさせるポイントや縮毛矯正で艶を出す方法などについてまとめていきます。
縮毛矯正をかけようか迷っている方や艶感を長持ちさせたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ縮毛矯正で艶が出るの?
縮毛矯正とは、髪の毛に薬剤をつけて熱の力を利用し、髪の毛の形状をコントロールする技術のことです。
縮毛矯正をかけることでくせ毛をストレートにすることができます。
ではなぜ、縮毛矯正をかけることで髪の毛に艶を出せるのでしょうか。
縮毛矯正では髪の毛の表面をきれいに熱の力でアイロンしていきます。同時にキューティクルを整えてクセを伸ばしていくので、光の反射が均一になって艶が出てくるのです。
髪の毛は薄い膜で覆われています。健康的な髪の毛であればあるほど艶が出やすく、美しい見た目になりやすいです。
しかし、紫外線や乾燥などの影響を受け続けることで、年齢とともに艶が減っていってしまいます。
縮毛矯正をかければ光の反射率が上がるので、まるで子どものようなツヤツヤっとした髪の毛になれるのです。
縮毛矯正をかけた髪の毛に艶を出す方法
縮毛矯正をかけた髪の毛に艶を出す方法には2種類があります。
優しい薬剤を使用する
1つ目は優しい薬剤を使用することです。縮毛矯正で1番大切なのは「使用する薬剤」と言っても過言ではありません。
使用する薬剤の強度によって仕上がりの8割以上が決まってくるのです。薬剤が強ければ髪の毛に負担がかかって、艶感が失われてしまう可能性があります。
しかし、優しい薬剤を使用すれば髪の毛へのダメージを減らすことができ、艶も出せるのです。
美容院によって使用している薬剤は異なります。髪の毛への負担が強い薬剤を使用しているところもあれば、頭皮や髪の毛に優しい薬剤を使っているところもあるので、見極めることが大切です。
アイロンワークが重要なポイント
2つ目はアイロンワークです。縮毛矯正では薬剤を使って熱の力を利用してストレートに伸ばしていきます。
しかし、熱の力を使うとどうしても髪の毛に痛みが出ることがあるのです。艶を出すためには一人一人の髪質に合わせて熱の加え方や伸ばし方を変えていかなければなりません。
艶を大切にしたいならアイロンワークの技術がある美容院や美容師を選ぶことが大切です。
縮毛矯正ででた艶を長持ちさせる方法
縮毛矯正をかけると艶が出てきます。しかし、縮毛矯正をすると少なからず髪の毛にダメージを与えているので、ケアをしなければどんどんパサついてしまう可能性があります。
艶を長持ちさせるためには、アフターケアが重要なポイントです。正しいケアをすることでダメージを軽減でき、艶を長持ちさせられるでしょう。
ここからは縮毛矯正で出た艶を長持ちさせる方法をご紹介していきます。今日からでもできる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
シャンプーをできるだけ控える
縮毛矯正をかけた後はできるだけシャンプーを控えましょう。24時間は空けることがベストですね。
もともと髪の毛は弱酸性の性質を持っています。縮毛矯正で使用する薬剤にはアルカリ性のものが多いので、髪の毛のキューティクルが開いた状態になっています。
シャンプーをすると髪の毛を洗う際の摩擦で、より負担をかけてしまう可能性があります。
また、市販のシャンプーは洗浄力が強いものが多いので、負担がかかりやすいのです。
縮毛矯正をかけた後の髪の毛はとてもデリケートな状態になっているので、ゴシゴシ洗ったり、洗浄力の強いシャンプーを使ったりすると、よりダメージが蓄積されてしまいます。
縮毛矯正をかけた後24時間は、シャンプーを避けることをおすすめします。どうしてもにおいや汚れなどが気になる場合は、お湯洗いすると良いでしょう。
お湯で洗い流すだけでもある程度の汚れが落ちるのでおすすめです。
どうしてもシャンプーしたいなら…
どうしてもシャンプーをしたい場合は、丁寧にやさしく洗うことが重要なポイントです。髪の毛に摩擦をかけないようにシャンプーをし、洗い流した後は必ず髪の毛を乾かしましょう。
濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化したり、ダメージが加わってパサついたりしてしまう危険性があります。
縮毛矯正をかけた後のシャンプーは摩擦をできるだけかけず、丁寧に揉み込むように洗うことを意識してみてください。
使うシャンプーに気を使う
縮毛矯正後は使うシャンプーに気をつけてください。上記でもお伝えしましたが、市販で販売されているシャンプーは洗浄力の強いものが多いです。
縮毛矯正後はデリケートな状態になっているので、できるだけ洗浄力がマイルドなシャンプーを使うことがポイント。
おすすめなのはアミノ酸系のシャンプーです。アミノ酸系のシャンプーはマイルドな洗浄力ながらも、余分な皮脂や汚れはしっかり洗い流してくれます。
縮毛矯正後の艶も失わず長持ちさせてくれるでしょう。
避けたほうが良いシャンプーの種類
市販やネットでもたくさんのシャンプーが販売されていますが、縮毛矯正後は「ラウリル硫酸ナトリウム」が入っているシャンプーは避けたほうがいいです。
ラウリル硫酸ナトリウムが入っているシャンプーは洗浄力が強く、髪の毛や頭皮にダメージが加わりやすくなります。
必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性もあり、乾燥を悪化させてしまうかもしれません。髪の毛や頭皮が乾燥すると頭皮環境が悪化し薄毛の原因にもなるので、十分に注意してください。
パッケージの成分表を確認してからシャンプーを選ぶことが大切です。
髪の毛に癖がつくような行動をしない
縮毛矯正をかけた後24時間は結合が安定していません。安定していない状態で髪の毛を縛ったり、ヘアバンドをしたりすると、ストレートに伸ばした髪の毛に癖がついてしまうことがあります。
縮毛矯正をかけてせっかくストレートにしたのに、すぐに跡がついてしまえばもったいないですよね。
できれば24時間経った後も長時間髪の毛を縛ったり、ピンで固定したりなど、髪の毛に癖がつくような行動は控えるようにしましょう。
1週間程度時間が経てば髪の毛の状態が安定していくので、髪の毛を縛ったり、ピンで固定したりしても問題はありません。
定期的にトリートメントをする
縮毛矯正をかけた後は定期的にトリートメントでケアをしてあげることが大切です。縮毛矯正をかけると艶が出るので、ダメージが少ないと感じる方も多いでしょう。
しかし、実際は縮毛矯正をかけた髪の毛にはたくさんの負担がかかっています。薬剤を使用したり、熱の力を利用して無理矢理髪の毛を伸ばしているので、大きなダメージが加わっているのです。
ケアをしなければ髪の毛の状態が悪化してしまうかもしれません。
髪の毛の艶をキープするためにも、定期的にトリートメントしてダメージの修復をすることが大切です。
トリートメントはできるだけ保湿力の強いものを選ぶと良いでしょう。美容院では縮毛矯正をかけたことを伝えれば、適したトリートメントを使ってお手入れしてくれます。
自宅でケアする場合は、洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントの2つでのお手入れがおすすめです。ダブルで保湿することで、より髪の毛のダメージを軽減できるでしょう。
ただ、「トリートメントをすると縮毛矯正が取れるのではないか」と不安を感じている方も少なくありませんね。
確かに縮毛矯正をした後にトリートメントすると、元の髪質に戻ってしまう可能性はあります。しかし、蓄積した髪の毛のダメージを考えれば、トリートメントでお手入れした方が髪の毛にとっては優しいです。
どんなトリートメントを選べばいいか迷った場合は、美容師に相談してみると良いでしょう。
髪の毛を必ず乾かす
髪の毛を洗った後は、必ず乾かすようにしましょう。濡れた髪の毛は跡がつきやすく、少し放置しただけでもクセ付いてしまうことがあります。
ストレートヘアーが維持できなくなるので、縮毛矯正をかけたのに無駄になってしまいます。
髪の毛が濡れたら必ずドライヤーを使って、乾かすことが大切です。ただ、ドライヤーの熱の力で髪の毛にダメージが加わる可能性があるので、当てる前にタオルドライである程度の水分を取り除いておきましょう。
水分をしっかり拭き取ってからドライヤーをかければ髪の毛へのダメージを軽減できるのでおすすめです。
長時間アイロンを使用しない
縮毛矯正をかけた後は長時間アイロンを使用しないようにしましょう。たまには髪の毛を巻いておしゃれを楽しみたい時もあるでしょう。
しかし、長時間アイロンを使用すると髪の毛にダメージが加わります。ダメージが蓄積すると艶がなくなる可能性もあるので、長時間の使用は避けてください。
縮毛矯正した後の髪の毛にアイロンをかける場合は、軽く通すくらいがちょうどですよ。
艶を出しながらストレートヘアを維持する方法
艶を出しながらストレートヘアを維持する方法には3つのポイントがあります。
- ヘアケア剤をつけて乾かす
- 上から下に向けて乾かす
- 髪の毛を軽く引っ張りながら乾かす
ヘアケア剤をつけずに乾かすと髪の毛が乾燥して、ダメージにつながってしまいます。髪の毛のダメージをできるだけ減らすためにも、オイルやミルクなどをつけてから乾かすようにしましょう。
オイルやミルクには保湿成分が含まれていることが多いので、髪の毛の乾燥を防ぎながらケアができます。艶感もアップするでしょう。
また、ドライヤーは上から下に向けて乾かすのがポイントです。キューティクルはうろこ状になっているので、髪の毛を乾かす向きによっても仕上がりが変わってきます。
根元から毛先に向けて風を当てることでキューティクルがきれいに収まってくれるので、より艶がでてくれますよ。
髪の毛を乾かす際は、軽く下に引っ張りながら風を当てていきましょう。軽く引っ張りながら当てることで根本の癖やうねりを軽減できるので、きれいなストレートヘアに見えますよ。
まとめ
今回は縮毛矯正ででた髪の毛の艶についてお伝えしました。縮毛矯正をかけると艶が出るのですが、実は髪の毛には大きなダメージが加わっています。
ダメージケアをせず放置すると、せっかくのストレートヘアがパサついたように見えてしまうかもしれません。
艶を長持ちさせるためにはその後のアフターケアが重要なポイントです。どれも難しい方法ではなく、今日からでもできるものばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
もし、ダメージケアで疑問を感じた場合は、遠慮なく美容師さんに相談してみましょう。艶を長持ちさせるトリートメントでお手入れしてくれたり、アドバイスもくれます。正しいアフターケアをして艶のあるまっすぐな髪の毛を維持しましょう。