「最近髪の毛がパサついてきた気がする」
「髪の毛が傷んで、ツヤがなくなってきた」
など、このような悩みを感じている方も多いでしょう。髪の毛はとてもデリケートなもので摩擦や紫外線などさまざまな原因が理由で、すぐに傷んでしまいます。髪の毛のツヤやハリを守るためにも、日ごろからお手入れをしておかなければいけません。
本記事では髪の毛のダメージとなる原因やお手入れ方法をご紹介します。ホームケアに力を入れて、刺激に負けない強い髪の毛を育てましょう。
髪の毛のダメージとなる原因とは?
髪の毛はさまざまな原因が理由で傷んでしまいます。
- パーマやカラーなどの施術によるダメージ
- 紫外線によるダメージ
- シャンプーなどによるダメージ
- アイロンやコテなどによるダメージ
- 摩擦によるダメージ
それぞれの傷みの原因を見ていきましょう。
パーマやカラーなどの施術によるダメージ
パーマやカラーなど、おしゃれを楽しんでいる方も多いでしょう。しかし、パーマ剤やカラー剤には「アルカリ剤」が含まれています。
アルカリ剤には、タンパク質を膨張させて表面のキューティクルを無理矢理開いて成分を送り込む働きがあります。
無理矢理キューティクルを開くので、アフターケアをしっかり行わなければ、内部のタンパク質が流出し髪の毛が傷んでしまうのです。
紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージも大きな原因の1つです。肌だけではなく、髪の毛も紫外線によって日焼けします。特に日本人は黒髪なので、紫外線を吸収するメラニン色素が多いと言われており、日焼けしやすい傾向があります。
また、髪の毛は肌とは違って再生しないので、そのままダメージが蓄積され、傷みの原因となるのです。
シャンプーなどによるダメージ
実はシャンプーも髪の毛の傷みの原因となります。シャンプーにもさまざまな種類があるのですが、市販で販売されているもののほとんどは洗浄力が強いものです。
洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、髪の毛の防御力が下がってしまいます。また、化学合成されたシャンプーはタンパク変性を起こすため、より髪の毛や頭皮に強いダメージを与えてしまうのです。
タンパク変性とは、髪の毛の内部のタンパク質が熱の力で硬くなることです。タンパク変性を起こすと髪の毛が傷むだけではなく、パーマがかかりにくくなったり、カラーも染まりにくくなったりするので、おしゃれを楽しめなくなるかもしれません。
アイロンやコテなどによるダメージ
アイロンやコテは熱の力によって髪の毛にクセをつけていくものです。熱の力が強すぎると、髪の毛に負担がかかってしまい、傷みの原因となります。
また、タンパク変性を引き起こす可能性もあります。一度タンパク変性になると元の状態に戻せないので、注意が必要です。
摩擦によるダメージ
普段から絡まった髪の毛を無理矢理とかしたり、ゴシゴシとシャンプーをしたりしていませんか?このようなことをすると髪の毛に摩擦がかかり、キューティクルが剥がれてしまいます。
高いシャンプーやトリートメントを使っても、キューティクルが剥がれてしまえばそこから成分が流出してしまうので、意味がなくなってしまいます。特に髪の毛が濡れているときはキューティクルが剥がれやすい状態なので、いつもより丁寧にお手入れするのが大切です。
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髪の毛のダメージを軽減させるホームケアのポイント
髪の毛のぱさつきや広がりなどで悩んでいる方も少なくないでしょう。でも安心してください。
ここからは髪の毛のダメージを軽減するホームケアのポイントをご紹介します。今日から実践して、美しい髪の毛を取り戻しましょう。
髪の毛を濡れたまま放置しない
髪の毛が濡れているときはキューティクルが剥がれやすく、とてもデリケートな状態です。そのまま放置すると、キューティクルが剥がれたり、雑菌が繁殖したりなど、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。
また、摩擦などのダメージも受けやすくなるため、髪の毛は濡れたまま放置しないようにしましょう。お風呂から上がったらタオルドライで水分を拭き取り、すぐにドライヤーで乾かすのが重要です。
丁寧なブラッシングを心がける
髪の毛を無理矢理とかすのはNGです。髪の毛は摩擦に弱いため、丁寧なブラッシングを心がけてください。
髪の毛をとかすときには毛先から少しずつ行うようにしましょう。根元からではなく、毛先から行うことで髪の毛の絡まりが解きやすくなります。
また、ブラッシングをする前にオイルで髪の毛をコーティングすると、とかしやすくなるのでおすすめです。
お風呂上がりのケアは丁寧に
上記でもお伝えしたように、お風呂上がりの髪の毛はとてもデリケートです。普段のケアよりも、お風呂上がりのケアは丁寧に行うようにしましょう。
正しいドライヤーの当て方に気をつける
ドライヤーを当てる際は、根元から毛先に向かって乾かすように意識してください。当て方に注意することで、キューティクルをきれいに閉じられます。
また、同じ場所に10秒以上温風を当ててしまうと髪の毛が乾燥して、熱のダメージを受けやすくなります。頭皮を乾かすことを意識して、ドライヤーを長時間当てすぎないようにしましょう。
紫外線対策を行う
近年では髪の毛用の紫外線対策アイテムが販売されています。肌とは異なり、髪の毛は紫外線のダメージが加わると再生しないため、徹底的に対策する必要があります。
髪の毛用の日焼け止めを使ったり、帽子をかぶったりなどして、紫外線から髪の毛を守りましょう。
トリートメントでケアをする
髪の毛のダメージを軽減するためにも、コンディショナーではなくトリートメントでのケアがおすすめです。コンディショナーは髪の毛の外側をケアするアイテムで、トリートメントは髪の毛の内側をケアするアイテムです。
髪の毛のダメージを軽減するためには、髪の毛の内側からお手入れしなければいけません。外側のケアをしても、根本的な解決にはならないので、ぱさつきや広がりなどの改善にはつながらないでしょう。
シャンプーが終わったら、トリートメントを髪の毛全体になじませて、そのまま5分程度放置してください。できればタオルなどで頭部全体を包むことで、成分が行き届きやすくなるのでおすすめです。
洗い流す際は、完全にトリートメントを落とさないようにするのがポイントです。トリートメントを完全に洗い流すと大切な成分まで流れてしまいます。ぬめりが十分に取れた程度で洗髪を終わりましょう。
アイロンやコテを使う頻度を減らす
毎日アイロンやコテでセットをしている方も多いでしょう。しかし、アイロンやコテは熱のダメージが強く、毎日使い続けることで髪の毛にダメージが蓄積されてしまいます。
できれば髪の毛にも休日を作ってあげましょう。用事があるときはもちろんアイロンやコテを使ってもかまいませんが、使い方に注意するのがポイントです。
例えばストレートアイロン。ストレートアイロンは引っ張ってクセをつけるのではなく、さっと熱を通すだけで充分です。170度前後に温度を調整して、すっと髪の毛を通すように当てていきましょう。
同じ場所に2秒以上当てるとタンパク変性になる可能性があるため、素早く当てるだけで充分です。
また中には、アイロンやコテは低温で使うことでダメージを軽減できると考えている方もいるでしょう。しかし、温度が低いと髪の毛の癖がつきにくく、結局何度も同じ場所に熱を加えてしまい、ダメージが重くかかることもあります。もちろん低温でスタイリングできる場合は、それに越したことはありません。
ただ何回も同じ場所に当てることが多いようなら、高温設定にしてさっとスタイリングを終わらせることが大切です。
パーマやカラーを当てたあとはいつもより念入りにケアをする
パーマ剤やカラー剤には「アルカリ剤」が含まれているため、髪の毛のダメージが大きいです。キューティクルが無理矢理開かれている状態なので、いつもより念入りにお手入れをしなければ髪の毛のダメージはどんどん蓄積されてしまいます。
できれば、パーマやカラーを当てた後はサロンで販売されている洗浄力がマイルドなシャンプーや髪の毛の補修力が高いトリートメントでお手入れするのがポイントです。
サロンで販売されているものは高くて気軽に購入できないという場合は、アミノ酸系シャンプーがおすすめです。ドラッグストアなどではアミノ酸系シャンプーも販売されているので、チェックしてみてください。
アミノ酸系シャンプーは通常のシャンプーとは異なり洗浄力がマイルドなので、髪の毛や頭皮に必要な成分を残したまま汚れを洗い流してくれます。また、シリコンが含まれているものは髪の毛の表面に蓋をしてしまい、内部のアルカリ剤が抜けるのを邪魔してしまいます。
アルカリ剤を早く内部から抜けさせるためにも、シリコン無配合のシャンプーやトリートメントがおすすめです。
市販のカラー剤を使わない
中には市販のカラー剤を使っている方もいるでしょう。しかし、市販のカラー剤は「誰でも簡単に髪の毛を染められる」ようになっているため、成分がとても強いです。
また、素人の方が行うので、どうしても髪の毛のダメージが強くなってしまいます。特に泡タイプのカラー剤は成分が強い傾向になるので、注意してください。
カラーを楽しむ時は、市販のものではなく、サロンで行ってもらうのが重要なポイントです。
美容院でケアを行う
髪の毛のダメージが気になった場合は、美容院でケアをしてもらうのが1番おすすめです。ダメージ修復コースであれば、髪の毛内部からケアをしてもらえます。
髪の毛に優しいシャンプーやトリートメント、パックなどを使ってお手入れしてもらえるので、効率よくダメージの軽減が目指せるでしょう。ツヤとハリのある髪の毛を取り戻せる可能性が高いため、ダメージが気になった時はぜひ美容院でダメージ修復コースを受けてみましょう。
https://ideal-hairsalon.com/5213.html
まとめ
髪の毛はさまざまな原因が理由で、ダメージが蓄積されます。ダメージが蓄積されると髪の毛がパサついたり、広がったりなどさまざまなトラブルが起きてしまいます。
髪の毛を守るためにも、普段のお手入れを徹底することが重要なポイントです。
- 正しい方法でシャンプーを行うこと
- ドライヤーを当てすぎないこと
- アイロンやコテを使うときは短時間で終わらせること
- パーマやカラーをした後はトリートメントなどで十分にケアをすること
- 髪の毛を濡れたまま放置しないこと
上記のポイントは、日常生活の中で少し意識をするだけでできるものです。特別なお手入れをしなくても髪の毛のダメージは軽減できるので、ぜひ今日からでも実践してみてください。
もしダメージが大きすぎて、ホームケアではどうにもならないと感じた場合は、美容院でのケアがおすすめです。もちろん、そのような状態になる前にサロンでケアをしてもらう方が効果的です。
美容院では髪の毛や頭皮のことを十分に考えて開発されたヘアケア商品が多くあるので、髪の毛の内部からしっかり補修できるでしょう。