「チリチリの髪の毛をなんとかしたい」「ビビリ毛は切れば治るの?」と疑問や不安を感じている方もいるでしょう。ビビリ毛とは、まるでほうきのようにチリチリとした状態の髪の毛のことをいいます。
髪の毛にハリやツヤがなくなるので、清潔感がないように感じたり、老けたような印象になったりします。
髪の毛も自分の印象を決める重要な部位でもあるのです。そこで今回は、ビビリ毛の対処法をご紹介します。切っても大丈夫なのか、予防する方法はあるのかなどを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ビビリ毛とは
ビビリ毛とは、指通りが悪く、チリチリのような見た目になっている髪の毛のことをいいます。キューティクルが剥がれた状態になっているので、ハリやツヤが失われ、パサパサになっています。
ビビリ毛になる原因
ビビリ毛になる原因はいろいろ考えられます。
- ブリーチをしている
- 縮毛矯正を繰り返している
- パーマを何度も当てている
- 間違ったお手入れをしている
など
人によってビビリ毛になる原因は異なるものの、ブリーチや縮毛矯正など髪の毛に負担がかかるメニューを繰り返すことでビビリ毛になっている方が多い傾向にあります。
だからといって、ブリーチや縮毛矯正などのメニューをしてはいけないわけではありません。ブリーチも縮毛矯正も髪の毛に負担がかかるメニューではありますが、その後のお手入れを正しく行うことでビビリ毛を防ぐことができるのです。
ビビリ毛になる原因としては、髪の毛に負担がかかるメニューをしているのに、正しいお手入れができていないことが大きな理由に挙げられるでしょう。
ビビリ毛を切るのはあり?
「ビビリ毛はきても大丈夫なの?」と疑問を感じている方もいるでしょう。結論からお伝えすると、ビビリ毛を切っても問題ありません。
ビビリ毛を切ったからといって、余計に見た目がチリチリになったり、パサつきが悪化したりなどの心配はないので、安心してください。
ビビリ毛になると修復するのに大きな時間がかかりますし、症状がひどい場合は修復できない場合もあります。単純ではありますが、ビビリ毛を切ることで髪の毛がリセットされるため、手っ取り早く対処できる方法でもあるのです。
ビビリ毛をカットしてまとまりのある髪型にする
ビビリ毛をカットすることで、まとまりのある髪型にできます。ビビリ毛になるとキューティクルが剥がれているため、バサバサとした見た目で、髪の毛が広がった状態になるのが特徴です。
しかし、ビビリ毛の部分をカットすることで、パサつきを抑えられ、まとまりが出てきます。毛先の部分をカットするだけでも大きく印象が異なって見えるので、どのくらい切るのかは美容師と話し合って決めていきましょう。
髪質改善をすれば髪の毛を切らなくて済む
髪の毛を切るのを避けたいという方は「髪質改善」がおすすめです。本来の髪質を取り戻すことで、ビビリ毛を修復することができます。
ただし、ビビリ毛は髪の毛に相当なダメージが加わっている状態です。修復するまでには多くの時間がかかることを理解しておくことが大切です。
場合によっては、修復してもビビリ毛が治らず、むしろ症状が悪化してしまう可能性もあります。美容師と相談しながら、髪の毛の状態をチェックした上で対処法を決めていきましょう。
縮毛矯正は避けたほうが良い
ビビリ毛を目立たなくさせるために縮毛矯正がしたいと考えている方もいるでしょう。結論からお伝えすると、縮毛矯正でビビリ毛を直すことはできません。
なぜなら、縮毛矯正は美容室で行うメニューの中でもとても髪の毛の負担が大きい施術だからです。縮毛矯正は無理矢理髪の毛を引き伸ばしている状態なので、ハリやツヤが失われやすく、繰り返すことで症状がより悪化してしまう可能性があります。
くせ毛の方がクセを治すために縮毛矯正を行う分には効果が期待できるのですが、髪の毛にダメージが大きく加わっている方が縮毛矯正を行うとさらに髪の毛に負担がかかることになります。
ビビリ毛の症状も悪化し、ほうきのように固くチリチリとした印象になってしまうでしょう。
切る以外のビビリ毛の対処法
「できるだけ髪の毛を切りたくない」「カットをする以外の対処法はないの?」と考えている方もいるでしょう。修復するまでには時間がかかるかもしれませんが、カット以外の対処法もあります。
できるだけ髪の毛のカットを避けたい方は、以下の対処法でお手入れをしてあげましょう。
- 適切なヘアケアを行う
- トリートメントでお手入れする
- 美容室で髪質改善を行う
それぞれの対処法を詳しく解説していきます。
適切なヘアケアを行う
ビビリ毛を少しでも早く修復するためには、自宅での適切なヘアケアが欠かせません。間違ったヘアケアを行ったり、お手入れ自体を怠ったりするとより症状が悪化してしまいます。
ビビリ毛を修復するためには、正しい知識を学ぶことが大切です。正しい知識を身に付けるためにも、まずは美容師さんに相談することが重要なポイントです。
美容師は髪の毛のスペシャリストなので、その人に合わせた適切なヘアケアをアドバイスしてくれるでしょう。一人一人髪の毛の性質やビビリ毛の状態が異なるので、自分に合ったお手入れをすることが大切です。
トリートメントでお手入れする
髪の毛のダメージを少しでも軽くするために、トリートメントでお手入れをしましょう。中にはシャンプーとコンディショナーだけでお手入れしている方も多いです。
しかし、コンディショナーは髪の毛の外側をケアする商品なので、基本的に内側をケアするものではありません。ビビリ毛はキューティクルが剥がれており、髪の毛の内部にダメージが蓄積している状態なので、内側をケアすることが重要なポイントなのです。
トリートメントは内側のケアができる商品なので、ビビリ毛にも効果が期待できるでしょう。トリートメントを使ったからといってすぐに状態が良くなるわけではありませんが、毎日使い続けることが大切です。
保湿成分や修復作用が期待できる成分などが配合されているトリートメントを選びましょう。
美容室で髪質改善を行う
自宅でのホームケアでは限りがあります。効率よくビビリ毛を改善したいと思うなら、美容室で髪質改善を行いましょう。
美容師さんとカウンセリングをしっかり行い、自分の髪質に合わせたケア方法を提案してもらうのです。日頃使うシャンプーやホームケアなどについてもアドバイスしてもらえるため、一度相談してみると良いでしょう。
また、美容室によっては、髪質改善のコースを整えているところもあります。髪質改善コースでは髪の毛の内側から修復させる効果が期待できるメニューが揃っているので、受けてみると良いでしょう。
ただし、ビビリ毛を修復する際はどんな美容師さんでも成功するわけではありません。大きなダメージが加わった髪の毛を修復するのは、簡単な話ではないからです。それに加えて、効果が持続する保証もありません。
美容室で髪質改善を行ったからといって、それだけで効果が持続するわけではないので、ホームケアも怠らずに行うことが大切です。
ビビリ毛を予防する方法
ビビリ毛にならないためにも、日ごろの予防が重要なポイントです。最後にビビリ毛を予防する方法をまとめておくので、ぜひ参考にしてみてください。
美容師に相談する
ビビリ毛を予防するためにも、美容師さんに相談することがポイントです。一人一人髪質が異なるので、自分に合ったお手入れをしなければ美髪を目指すのは難しいでしょう。
美容師は髪の毛のスペシャリストでもあるので、その人の髪質などを判断した上で、適切なケア方法やメニューを提案してくれます。髪の毛に関する悩みなどがあれば、気軽に相談してみると良いでしょう。
また、美容室には髪の毛のケア商品も揃っています。髪の毛の専門店である美容室が取り扱っているケア商品なので、日本で販売されているものよりも効果が期待しやすいでしょう。一度サロンが扱っている商品を試すのも1つの手です。
施術前のケア
縮毛矯正やブリーチなど髪の毛に負担が大きいメニューを受ける際は、施術前のケアが重要なポイントです。髪の毛が弱っている状態だとダメージがかかりやすく、ビビリ毛になりやすくなってしまいます。
縮毛矯正やブリーチなどをする際は、トリートメントなどで髪の毛の内部をケアしてあげることが大切です。
縮毛矯正後はブリーチを避ける
縮毛矯正をした後のブリーチはやめましょう。縮毛矯正もブリーチも髪の毛に負担がかかる施術なのに、重ねがけをしてしまうと相当なダメージが加わることになります。
特に、多くのメニューの中でも縮毛矯正が髪の毛にかける負担は一番と言っても過言ではありません。ブリーチも縮毛矯正の次に髪の毛にかかる負担が大きいと言われているメニューです。縮毛矯正をかけた後に、さらにブリーチでダメージを与えるとなると、髪の毛が耐えきれなくなる可能性があります。
まっすぐな髪の毛にした後にカラーを楽しみたいと思っている方も多いですが、髪の毛にかかる負担がとても大きいので避けた方が良いです。どうしてもカラーしたい場合は、髪の毛に優しい塗料もあるので、美容師さんと相談しながら決めていくと良いでしょう。
日頃のケアを怠らない
ビビリ毛を予防するためにも、日ごろのケアを怠らないようにしましょう。トリートメントで毎日ケアしたり、修復作用が期待できる商品でお手入れしたりなど、徹底的にケアをすることが大切です。
髪の毛には自分が知らないうちにダメージが蓄積されていることがあります。ダメージがどんどん溜まると髪の毛が耐えきれなくなり、ビビリ毛になってしまうのです。
ヘアアイロンやコテの使用頻度をすくなくする
毎日ヘアアイロンやコテを利用している方も多いでしょう。ビビリ毛を予防したい場合は、できるだけヘアアイロンやコテの使用頻度を少なくすることがポイントです。
ヘアアイロンやコテは高温で髪の毛に熱のダメージを与えており、大きな負担がかかっています。毎日熱のダメージが加わるとなれば、いつしか髪の毛のキューティクルが剥がれてビビリ毛になってしまうかもしれません。
髪の毛をセットする際は、ドライヤーを当てながら櫛で形を整えたり、低温でアイロンやコテを使ったりなど工夫することが大切です。
ただし、低温のアイロンやコテでも髪の毛に当てる時間が長いと負担がかかってしまうので、手短に済ませるようにしましょう。ドライヤーも高温の風を長時間当てると髪の毛に負担がかかるので、様子を見ながら当てることが大切です。
まとめ
ビビり毛になると、見た目がほうきのようにチリチリっとした感じになり、印象も下がってしまうかもしれません。美髪を保つためにも美容師でカウンセリングを受けること、日ごろのケアを怠らないことの2つのポイントが重要です。
ホームケアでは何をすれば良いのか迷っている方もいるでしょう。髪の毛の性質やビビり毛の具合は人によって異なるので、髪の毛のスペシャリストである美容師さんに相談することが大切です。
一人一人の髪の毛の状態に合わせて適切なアドバイスをしてくれるでしょう。毎日のケアと美容室でのケアでビビり毛を予防することも大切です。
また、手っ取り早くビビり毛とおさらばしたいなら「カット」がおすすめです。切ったからといってビビり毛が悪化することはないので、安心してくださいね。