「なんだか髪がまとまらない」と毎朝悩んでいるあなたへ。ヘアケアをしっかりしていますか?くせ毛の人は毎日のヘアケアが大切です。トリートメントを自分の髪質に合ったものを選べば、パサつきも目立たなくなり髪もまとまりやすくなります。
今回はくせ毛で悩んでいる人のために、トリートメントの選び方とつけ方を解説するので「毎日ヘアケアをしてない」という人は参考にしてみてくださいね。
トリートメントの効果とは?
シャンプーとトリートメントはセット使うイメージですが、トリートメントにどのような効果があるかご存知ですか?ここでは、トリートメントの効果とリンスとコンディショナーとの違いを紹介します。
トリートメントは髪を内側から補強してくれる
トリートメントには髪のキューティクルを整え、パサつきを抑えて髪を滑らかな状態にする効果があります。また、トリートメントは髪の内部にまで浸透して内側から傷んだ髪を補強し、ドライヤーの熱からも髪を守ってくれるので、髪のパサつきや痛みが気になる人にはトリートメントが必要です。
コンディショナーとリンス、トリートメントの違いは?
リンスとコンディショナー、トリートメントはすべてシャンプーの後につけるものですが、少しずつ効果が違ってきます。コンディショナーとリンス、トリートメントの大きな違いは、「髪の外側を補修するか、内部まで補修するか」です。
リンスとコンディショナーは髪の表面を滑らかにしてすべりをよくし、キューティクルの傷みを防いでパサつきを抑えます。一方で、トリートメントは髪の内部まで浸透して傷んだ髪を補強します。
髪をなめらかにするだけならばリンスかコンディショナーでも効果を十分に期待できますが、髪がこれ以上傷まないように補強したい人はトリートメントを使用しましょう。
くせ毛の人のトリートメントの選び方
髪を補強してパサつきを抑える効果があるトリートメントですが、くせ毛の人はどのようなものを選んだらいいのでしょうか。ここでは、くせ毛の人のトリートメントの選び方を紹介します。
洗い流すタイプと洗い流さないタイプのどちらがいいのか
トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがありますが、結論から言うと「両方使う」のが効果的です。毎日両方できるのならば両方したほうがいいのですが、手間がかかるのでなかなか難しいと思います。
そこで、くせ毛の人がどちらかを選らぶとしたら「洗い流さないトリートメント」がおすすめ。洗い流さないトリートメントがいい理由は、髪の質感をコントロールできて紫外線や摩擦などの外部刺激から髪を守ってくれる効果も期待できるからです。
また、洗い流さないトリートメントはつけてから髪を洗うまで丸一日つけたままなので、トリートメントの成分がじっくりと髪の内部にまで浸透していきます。よって保湿効果が一日中続き、髪のダメージも一日かけて補修されるので、洗い流すタイプよりも効果が実感できるのです。
髪のパサつきやうねりが気になるくせ毛の人は、洗い流すタイプのトリートメントを選んでみてください。
保湿成分が含まれているものを選ぶ
くせ毛が気になる人は、保湿力とダメージ補修効果の高いトリートメントを選びましょう。なぜならくせ毛の人は、髪が乾燥によってダメージを受けて傷んでいるのと同じ状態だからです。髪が乾燥するとうねってしまうので、髪をトリートメントでしっかり保湿してダメージから髪を守りましょう。
髪を保湿する成分は「アミノ酸」で、とくに保湿効果が高いものが以下の4つです。
- アスパラギン酸
- アラニン
- グリシン
- バリン
くせ毛が気になる人は、成分表にこれらの記載があるトリートメントを探してみてください。
髪に必要な栄養分が含まれているものを選ぶ
くせ毛が気になる方は、髪の内部に栄養分を補給してダメージを与えないようにしましょう。髪に与えてしまったダメージは残念ながら回復することはありません。そのため、現状よりも髪にダメージを与えないために、しっかり髪を「補強」することが大切です。
髪に必要な栄養分が以下の3つです。
加水分解シルク
シルクから作られたタンパク質の成分です。安全性が高いのがメリットですが、シルク(繭)から作っているので高価で市販のトリートメントに含まれていることがほぼないのがデメリット。
参照:加水分解シルクとは
ポリクオタニウム-61(リピジュア)
高い保湿力があり、水で洗い流したとしても保湿効果が持続するのが特徴。髪の毛のダメージに吸着するので、ダメージヘアやカラー後の退色予防の効果も期待できます。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルデジル)
保湿効果の高い成分のセラミドを模倣したアミノ酸系の成分です。保湿効果と傷んだ髪を補強する効果があります。
トリートメントを選ぶときには、これらの栄養分が含まれているものを選びましょう。
参照:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)とは
くせ毛がまとまりやすくなる洗い流さないトリートメントのつけ方
洗い流さないタイプのトリートメントの正しいつけ方をご存知ですか?間違った付け方をしていると、思うように効果がでないことも。ここでは洗い流さないトリートメントの正しいつけ方を解説します。正しいつけ方をして、しっかりと効果を発揮させましょう。
髪を洗ったらタオルドライ
髪を洗い終わったら、まずはタオルドライをしてトリートメントをつける準備をしましょう。実は、タオルドライの過程が一番大切なので、しっかりと覚えておいてくださいね!
タオルで髪を挟み、抑えながら水分を拭いていきます。髪から水滴が垂れなくなるまで、しっかりとタオルドライしましょう。髪を拭くときに、ゴシゴシと強くこすらないように注意してください。
髪の長さに合わせた量をつけていく
タオルドライが終わったら、髪にトリートメントをつけていきます。トリートメントの量が少なすぎると効果がなく、多すぎると頭皮に油分が残ってしまうので適正量を付けるのが大切です。
髪の長さに合わせた適正量はこちら。
- ショート:1~2プッシュ
- ボブ:2~2.5プッシュ
- ミディアム:2.5~3プッシュ
- ロング:3~4プッシュ
上記は目安なので、髪の手触り柔らかくなる程度までつけましょう。べたつく場合はつけすぎなので、量を調整してください。
トリートメントを毛先からつけドライヤーをする
トリートメントを適正量取ったら、毛先から揉みこむようにつけていきます。毛先につけ終わったら中間部分につけて、最後にクシでといて髪全体にムラなくなじませてください。
髪全体にトリートメントがなじんだら、ドライヤーをかけます。風をあてる順番は、根元→中間→毛先の順番です。風の温度が高くなりすぎないように注意してください。
髪の毛が乾いたら、最後にごく少量の洗い流さないトリートメントをつけて完了です。
[clink url=”https://www.hair-beldad.jp/how-to-use-the-dryer/”]
まとめ
くせ毛の人は毎日のヘアケアが大切です。トリートメントは洗い流さないタイプで、保湿力とダメージ補修効果が高い成分が含まれているものを選んでください。
洗い流さないトリートメントも正しいつけ方をしなければ、じゅうぶんに効果が発揮できないので、正しいつけ方をすることが大切です。
毎日のヘアケアを大切にし、まとまりやすい髪を目指しましょう!