「くせ毛だからショートは失敗しそう」「昔、失敗して後悔したことがある」という方もたくさんいるのではないでしょうか。
くせ毛の人がショートにして失敗してしまうのは、美容師の技術が追いついていない事と、イメージの共有ができていない事が大きな原因です。
くせ毛の人でも似合うショートスタイルはたくさんあります!
失敗しやすい原因やオーダー方法のコツを知ることで、失敗して後悔することもないでしょう♪
くせ毛でショートにすると失敗しやすい4つの原因
くせ毛でショートにすると失敗しやすい4つの原因を解説していきます。
- 美容師とイメージの共有ができていない
- 短くするとボリュームが出すぎてしまう
- くせで形が整いにくい
- カットの技術が必要となる
美容師とイメージの共有ができていない
美容師と仕上がりのイメージ共有ができていないことも失敗する大きな原因です。
くせ毛の扱いは難しく、仕上がりがイメージと大きく変わってしまうことがあります。
美容師さんにイメージ画像を見せる時は、なるべく自分のくせ毛に似た画像を見せるようにしましょう。
自分のくせはうねるのか、くるんとカールしているのかなど観察して同じような髪質のショート画像を見つけましょう。
また、「この部分は短くしたくない」「ふくらむのは嫌」など、自分のこだわりも伝えておくことも大切です。
短くするとボリュームが出すぎてしまう
ショートにする事で、くせが強くでてしまったり、想像以上にボリュームが出すぎてしまったりしてしまう事が多いです。
その理由は、くせ毛は1本1本が曲がっていたりねじれていたりするので、カットをすると自然に膨らみやすい性質があり、特に短くすることで膨らみが強くでることがあります。
長い髪ですとその重さでくせを抑えられますが、ショートにすると重みがなくなりくせが自由に動きボリュームがですぎてしまうのです。
美容師とボリューム感のイメージを共有できていないと、仕上がりがまったく違ってしまった、という事になってしまいます。
くせで形が整いにくい
くせ毛がショートカットにすると、乾かすだけで膨らんでしまいセットが難しくなってしまいます。
ブローやアイロンの使用、スタイリング剤でセットする技術がないと、広がりすぎて憂鬱になってしまう事もあるでしょう。
カットの技術が必要となる
どんなに上手で人気な美容師さんでも、くせ毛のショートカットに慣れていないのであれば、失敗してしまう可能性があります。
SNSでくせ毛のカットが得意な美容師さんはたくさんいます。
くせ毛のカットに慣れている美容師さんでしたら、経験や知識も豊富ですし、たくさんアドバイスもくれるでしょう。
くせ毛のカットが得意な美容師さんを探してみましょう!
くせ毛でショートにしたい時のオーダー方法のコツ
ショートにして失敗しない為には、美容師に自分のなりたいスタイルを的確に伝える事が大切です。
なんとなくな感じで説明してしまうと、くせ毛の方は特に広がったり想像以上に短くなったりしてしまう可能性がありますので、以下の事に気をつけてオーダーしましょう。
- スタイル画像を用意しておく
- 過去の経験を共有する
- 普段のスタイリング方法やヘアケアを伝える
- 好みのボリューム感を伝える
スタイル画像を用意しておく
スタイル画像を見せるのが一番スムーズに美容師とイメージの共有ができます。
できれば、正面、左右、後ろの写真を用意しておきましょう。
また、「こんな感じは嫌だ」という画像もあれば用意して伝えるとよりわかりやすいですよ。
過去の経験を共有する
過去にショートにして失敗した経験がありましたらそのことも美容師に伝えるといいですよ。
どうして失敗だと思ったのか、どこがスタイリングがしにくかったかなどなるべく細かく伝えると美容師も失敗を繰り返さないようにカットしてくれるでしょう。
逆にショートにしてよかった!という経験がありましたらその事も伝えてあげましょうね。
普段のスタイリング方法やヘアケアを伝える
普段のスタイリング方法やヘアケアの方法を美容師に伝えることはとても大切です。
美容室ではきれいにセットされても自分では全然同じようにできない、という事もよくありますよね。
いつもスタイリングにかける時間や使っている商品などを把握してもらい、その範囲内で自分が無理なくセットできるスタイルを考えてもらいましょう。
例えば、「アイロンは使わないようにしたい」「オイルでセットできるようにしたい」など具体的に伝える事もおすすめです。
好みのボリューム感を伝える
くせ毛のショートカットは、ボリューム感が大切です。
仕上がりはどのくらいボリュームを抑えたいのか、どこにボリュームを出したいのか、またはまったくボリュームをだしたくないのかも、しっかり伝えましょう。
「いつもここが膨らむから抑えたい」「後ろはすっきりしたい」など細かく伝えるといいですよ。
くせ毛でショートにして広がるときの修正方法
「くせ毛だけどショートにして失敗してしまった、切るんじゃなかったな。」と後悔してしまった時、修正方法をいくつか紹介します。
- ストレートアイロンを使用する
- スタイリング剤で広がりを抑える
- 定期的にトリートメントをする
- カットを見直す
ストレートアイロンを使用する
くせで広がってしまった部分にストレートアイロンを使う事で、ボリュームを落として髪を落ち着かせる事ができます。
髪の根本から毛先にかけてゆっくりとアイロンを通し、まっすぐに整えます。その時、内巻きにしたり外はねにしたりするとかわいくセットできますよ。
また、アイロンを使う時は熱から髪を守る為にヒートテクとスプレーなどを使うといいでしょう。
アイロンの温度は120°~140°くらいが適温です。髪が太くて硬い場合は180°くらいでも大丈夫です。
特に広がりやすい部分を丁寧にアイロンする事でよりボリュームを抑える事ができます。
スタイリング剤で広がりを抑える
髪の広がりを抑えるためには、自分のくせにあったスタイリング剤を使うといいですよ。
つけすぎるとべったりしてしまう事もありますので気をつけてください。
おすすめのスタイリング剤には、クリーム、オイル、バーム、ワックスなどがあります。以下の記事でも詳しく解説していていますので参考にしてくださいね。
くせ毛でショートのおすすめスタイリング剤は?悩みを解消しよう定期的にトリートメントをする
美容室でのトリートメントや自宅でのセルフトリートメントを定期的に行う事で、髪質がよくなり、ボリュームを抑える事ができます。
特にくせ毛に特化したトリートメントを選ぶことで、よりまとまりやすい髪質になっていくでしょう。
毎週金曜日はトリートメントする日!などと決めて週に1回でもしっかりケアをする日を取り入れてみましょう。
カットを見直す
ショートにして髪が広がりすぎた場合やボリュームが出すぎてしまった場合は、髪の中をすく事でボリュームが抑えられることができます。
しかしすきすぎると余計に広がったりしますのでそこは注意しましょう。
下の方が重くて広がってしまう場合は少しだけ段をいれるとすっきりまとまることもあります。
逆にトップが短く切りすぎてしまってバランスが悪くなってしまったら、トップより下の部分を調整するしかないので、くせ毛でショートにする場合はトップの切りすぎには十分気をつけないといけません。
骨格に合わせたショートにすれば失敗知らず
くせ毛の方がショートヘアにするときには切りすぎないことも大切ですが、骨格に合わせた髪型にすることも大切です。ここでは、骨格別にオススメのショートヘアを紹介します。
自分の骨格に合ったショートヘアを探してみてください。
卵型さんはバランスに気を付けて
理想的な骨格と言われている卵型ですが、切り方によって面長に見えたり幼く見えたり…と骨格がうまく活かせないことも。そのため、前髪とサイドのボリュームに気を付けてカットしましょう。
卵型の方も面長の方と同様に前髪はつくり、サイドの髪のボリュームを持たせるのがポイントです。
ベリーショートにしたい方は前髪と横の髪にボリュームを残し、丸みのあるシルエットを意識してカットしてください。
丸顔さんは長め前髪がポイント
ふっくらした丸顔の方は、「童顔にみえてしまう」と悩んでいる方が多いようです。
幼く見えてしまうことで悩んでいる方は、前髪を長く取って大人っぽさをアップさせましょう。横の髪の毛も前髪と同じ長さ程度にカットし、統一感をもたせればくせ毛もオシャレなパーマ風に見えますよ。
反対に「実年齢より若く見られたい」という方は、前髪をつくって横の髪の長さを耳程度までにしておけば、実年齢より若見えできるでしょう。
面長さんは横幅ボリュームでバランスよくしよう
面長の方は、「ショートにしたら面長が目立ちそう」と悩まれている方が多いですが、カットを工夫すれば面長をカモフラージュできますよ。
顔が長く見えてしまいがちな面長の方はサイドにボリュームを作り、顔が長く見えないようにバランスを意識しましょう。前髪をセンター分けにしてしまうと、おでこが見えて余計に面長に見えてしまうので、前髪はつくってください。
セットをするときにはサイドバングにボリュームを持たせ、くせを活かしたひし形シルエットにすれば顔の長さをカモフラージュできます。
ベース型さんは縦のラインを意識して
「フェイスラインが目立つから」とショートヘアを避けているベース型の方も、縦ラインを意識してクセを活かせば、ショートヘアも失敗知らずですよ。
エラでフェイスラインと顔の横幅が気になりがちなベース型の方は、前髪を意識したショートヘアにしましょう。
前髪を少し重めに残して横にながすことで、縦ラインが強調されてフェイスラインをカモフラージュできます。
また、セットするときにクセを活かしてフェイスラインに動きを持たせれば、平面的に見えてしまうフェイスラインの悩みも解消できますよ。
くせ毛でショートのセットの仕方
くせ毛でショートのセットの手順を解説していきます。特にロングからばっさりショートにされた方は初めはめんどくさい、と思うかもしれませんが、毎日のルーティーンにしてもらえたらいいなと思います!
- まず、髪を濡らします。根元中心を濡らすのがポイントです。スプレーヤーなどを使うと簡単に濡らせますよ!濡らしすぎた場合はしっかりタオルで水分をふき取りましょう。
- アウトバストリートメントを中間から毛先につけましょう。これによって髪のパサつきが抑えられ、扱いやすい髪質になっていきます。
- ドライヤーを使って髪を乾かします。ブラシや手で髪を引っ張りながら乾かすとくせが伸び、まとまりやすくなっていきますよ。最後に冷風をあてるとつやもでて形がよりキープされます。
- よりしっかり伸ばしたい方はヘアアイロンを使いましょう!自然な感じを出したい場合はアイロンは必要ありません
- スタイリング剤を使って髪を整えます。ワックスやヘアクリームを少量手のひらで伸ばして髪全体につけます。パーマっぽい感じを出したい時は毛先をねじってスタイリングするといいですよ
- 仕上げにスプレーをするとよりスタイルをキープできます。スプレーは20cmほど離して全体にふきかけましょう。
くせ毛にも効果的な髪質改善トリートメントとは?
髪質トリートメントとは、髪の内部に栄養を浸透させ、構造を整え質感や状態を改善させるためのトリートメントです。
髪の表面を整えコーティングする通常のトリートメントとは違い、髪質改善トリートメントは髪の内部からダメージを修復してツヤを出し、扱いやすい髪質にしていきます。
くせ毛やうねりの原因となる髪の内部の不均衡を整えて髪がなめらかになるため、湿気の多い日でも広がりにくくなり、スタイリングがしやすくなるのです!
髪質改善トリートメントの持続効果は数週間から数ヶ月間ですが、定期的に続ける事でより扱いやすい髪質になっていきますよ。
くせ毛ですと特に、髪質改善トリートメントをするか縮毛矯正をするか悩む方も多いでしょう。
次に髪質改善トリートメントと縮毛矯正の違いとおすすめを解説していきますね。
髪質改善トリートメントと縮毛矯正の違い
主に髪の内部を補修して、ツヤを与え扱いやすい髪にしていく髪質改善トリートメントに対して縮毛矯正は、髪のうねりやくせを根本的に矯正してストレートにしていきます。
縮毛矯正の場合は、科学的な薬品を使い髪の内部構造を変えて半永久的にまっすぐにしていきます。効果は長期間持続します。
髪質改善トリートメントはボリュームやうねりを抑える効果はありますが、縮毛矯正のように直毛にすることが目的ではありません。
髪質改善トリートメントがおすすめの場合
くせ毛がそこまで気にならず、自然にボリュームダウンをしてナチュラルな仕上がりにしたい方におすすめです。
縮毛矯正に比べるとダメージレスなので、ダメージを気にされている方は髪質改善トリートメントがいいでしょう。
また、お店によっては、ブリーチをしている髪には縮毛矯正ができないと言われることがありますので、そのような場合も髪質改善トリートメントがおすすめです。
値段はお店によって違いますが、一般的に縮毛矯正よりは値段は低いです。
しかし、定期的に通うことで効果が持続しますので結果的に縮毛矯正の方がコストパフォーマンスがいいでしょう。
予算や時間にも余裕があり、定期的に通いたい場合は髪質改善トリートメントがおすすめです。
縮毛矯正がおすすめの場合
くせが強くてしっかり伸ばしたい場合は縮毛矯正がおすすめです。
縮毛矯正は一度施術を受けると、リタッチは必要な場合もありますが、半年から1年間くらい効果が持続します。
頻繁にサロンに行かなくてよくなるので忙しい方には特におすすめです。
髪質改善トリートメントとは違い縮毛矯正はダメージもかかってしまうので、ダメージが多い方は避けた方がいいでしょう。
しかし最近では髪に優しい縮毛矯正があるのでそちらもおすすめです。
まとめ
くせ毛の方でも似合うショートはたくさんあります!
失敗しやすい原因を理解して、担当の美容師さんになりたいイメージを画像を使ってオーダーしてみましょう。
くせ毛のショートに慣れている美容師さんを見つける事ができたら怖いものなしですね!
今回の記事を少しでも参考にして頂けたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。