「髪が広がってまとまらない!」朝の時間がないときに、髪がまとまらないとイライラしてしまいますよね。くせ毛で毛量が多い方は、どうしても髪がまとまりにくくなってしまいます。
そんな髪がまとまりにくいくせ毛の方も、髪型とスタイリングを少し工夫すれば、いつもよりもまとまりやすくなりますよ。今回は、くせ毛で毛量が多くても広がらない髪型とヘアケア方法を紹介します。
髪がまとまらなくて悩んでいる方は、参考にしてみてくださいね。
くせ毛で毛量が多くても広がらないカット方法
髪の毛がまとまりづらい理由にはくせ毛も関係していますが、カットの方法に問題があることも。くせと毛量に合わせたカット方法をしなければ、まとまりづらい髪型になってしまいます。
では、どのようにカットをすれば、少しでもまとまりやすくなるのでしょうか。ここでは、くせ毛で毛量が多い方のカット方法を、髪型別に確認していきましょう。
ショートヘアのカット方法
くせ毛で毛量が多い方がショートヘアにするときには、襟足の毛の量に注意をしてカットしていきます。髪の毛を残しすぎると重たく見えてしまうので、襟足はピシッとタイトめに。
「毛量を減らせば広がりにくくなる?」と考えがちですが、逆です。梳きすぎてしまうと髪の毛がうねってしまい、余計にまとまりづらくなってしまいまうので、適度に毛量を残しておきましょう。
ボブのカット方法
ボブといえば、切りっぱなしなどの根元から毛先まで長さを揃えるイメージですよね。ですが、毛量が多い方がボブにするときには、「襟足付近は長めに、根元に近づくほど短くなるように」レイヤーカットをします。シルエットのイメージはひし形です。
レイヤーカットは髪全体を軽く見せるためにするのですが、くせ毛で毛量が多い方は毛量を少しでも減らし、まとまりやすくするためにレイヤーカットをします。
また、ひし形シルエットを意識することで、顔の輪郭のカバーもできるので「小顔効果」も期待できますよ。
ロングヘアのカット方法
くせ毛の方が一番扱いやすいのが「ロングヘア」ですが、カット方法を過ってしまうとまとまりにくくなることも。ロングヘアのカットで気を付けておきたいのが、レイヤーカットです。毛量を調整するためにレイヤーを入れすぎてしまうと、髪の毛が広がりやすくなってしまいます。
そのため、ロングヘアの方が毛量を調整するときには、髪の中心から毛先に向かって少しずつレイヤーを入れて調整することが大切です。毛先はあえて毛量を多めに残し、厚みを出しましょう。厚みを出すことで毛先が重たくなり、くせが出にくくなります。
くせ毛で毛量が多い方のヘアケアはシャンプー選びが大切
シャンプーやトリートメントにはこだわらない、「シャンプーの迷子」になってませんか?髪の広がりを抑えるためにはヘアケアも大切です。ここでは、髪の広がりを抑えるシャンプーとトリートメントの選び方を紹介します。
シャンプーは頭皮と髪の優しい成分のものを
シャンプーを選ぶときには香りや洗浄力を重視しがちですが、成分にもこだわりましょう。くせ毛を扱いやすくする成分が「アミノ酸」と「保湿成分」が含まれているシャンプーです。
アミノ酸の含まれているシャンプーは洗浄力が弱いのがデメリットですが、その分髪の毛を傷つけません。洗浄力が強いシャンプーは、髪の毛を洗ううちに少しずつ髪の毛や頭皮にダメージを与えていることも。髪や頭皮がダメージを受けると、パサつきやまとまりにくさの原因になってしまいます。
そのため、髪のまとまりにくさで悩んでいいる方は、アミノ酸の含まれているシャンプーでしっかりと頭皮と髪の毛を洗浄してください。成分表にはアミノ酸とは記載されていませんが、「ココイル〇〇」や「ラウロイル〇〇」と記載されているのがアミノ酸系の成分なのでこれらが含まれているシャンプーを探してみてください。
保湿成分でおすすめなのが「セラミド」や「植物由来エキス」。セラミドは基礎化粧品にも含まれていることが多く、ヒトの肌となじみやすい保湿成分だと言われています。
植物由来エキスは、低刺激で肌に優しいことから近年注目されている成分です。植物由来エキスには植物やハーブ、海藻などのさまざまなエキスがあります。これらのエキスが含まれているシャンプーは「ボタニカルシャンプー」と呼ばれ、パッケージにも「ボタニカル」や「オーガニック」と記載されていることが多いので、見つけやすいでしょう。
普通のシャンプーよりも少し価格が高く、洗浄力が弱いのがデメリットです。
トリートメントは2種類を併用する
トリートメントには、洗い流すタイプと流さないタイプがありますよね。どちらを使うか悩みどことですが、結論から言うと「くせ毛の人は両方使ったほうがいい」です。
どちらのトリートメントを選ぶときにも、「保湿成分」や「タンパク質」などの髪の栄養分になる成分が含まれているものを選びましょう。
トリートメントをつける目的は、髪を強くコーティングしてこれ以上傷まないように守ることなので、栄養分の含まれているトリートメントでしっかりと髪に栄養を与えることが大切です。
以下が、髪に栄養分を与える成分です。
- 加水分解シルク
- ポリクオタニウム-61
- ラウロイルグルタミン酸ジ
これらの含まれているトリートメントを購入してください。ヘアケアを怠ってしまうと、髪の毛から栄養分が流れて傷んでしまいます。それを防ぐためにも毎日トリートメントをつけて、髪の毛に栄養分を補給しましょう。
[clink url=”https://www.hair-beldad.jp/curlyhair-treatment-method/”]
くせ毛で毛量が多い方はドライヤーのかけ方も大切
くせ毛を扱いやすくするためには、「スタイリング方法」も大切です。ここでは、くせ毛を扱いやすくするドライヤーのかけ方をみていきましょう。
ドライヤーをかけるまでの下準備
髪を洗い終わったら、タオルで髪全体を包んで水分を拭いていきます。全体の水分を拭き終わったら、次は毛先をタオルではさみ、しっかりと水分をふき取ってください。
毛先の水分を拭いたら、髪をタオルでくるんでタオルに髪の毛の水分を移します。濡れている髪は傷みやすくなってしまうので、タオルに水分が移ったらすぐにドライヤーをかけてください。
[clink url=”https://www.hair-beldad.jp/how-to-use-the-dryer/”]
くせ毛でまとまりにくい髪質でもカットとヘアケアで対策できる
髪の毛のカット方法やヘアケア方法に気を付けておけば、髪の毛が扱いやすくなります。美容院に行くときには、髪が広がってしまうことを美容師に伝えて、カット方法もこの記事を参考に伝えてみてください。
扱いやすい髪にするためには、自宅でのヘアケアも大切だとわかりましたね。シャンプーやトリートメントの成分には「アミノ酸」や「保湿成分」、「髪の栄養分」が含まれているものを選びましょう。